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てつがくのライオン
てつがくのライオン、覚えてる?
小学校何年か忘れたけど学校でやったよね~!
この詩は今でも本当に大好きだ。
私はたまにうちの犬をライオンに見立てて
よくひとりでライオンのせりふを言ったりして遊んでいる。
(うちの犬は役割オールマイティである。
時にはヤックルになり、山犬になり、ライオンになる)
みなさま既知のとおり私はバカである。


さて今日は、またも串鳥へ行ったのだった…
4日前にも行きましたけど。大好きですけど。
というかまじ今日楽しかった。
ヤンヤンつけボーが楽しすぎて死ぬ。
だけどこうやって些細なことで楽しくなれるのはいいことだと思う。


そういえば、話は変わりますが
「英語学概論」と書いて「死に近い教科」と読むのだそうだ。
たとえばほら、漫画ワンピースで「ゴムゴムの銃乱打」と書いて
「ゴムゴムのガトリング」と読む、みたいなそんなノリ。
宿題やばいってーホントやばいってー
助けて安田。


明日はキャリアデザインです。
適職がわかるらしいけど前にやったときはグルメ評論家とか
パティシエとかだったんだよな。どんだけですかー
今回はちゃんとしたやつ出て欲しい。
海女とか宇宙飛行士とかやめてほしい。ほんと。


(;´Д`)あっ普通にスカッとジャパン見逃した!!
やってらんねー







てつがくのライオン   工藤直子


ライオンは「てつがく」が気に入っている。
かたつむりが、ライオンというのは、
けものの王でてつがきてきなようすをしているものだと
おしえてくれたからだ。


きょうライオンは「てつがくてき」になろうと思った。
てつがくというのはすわりかたから工夫した方がよいと思われるので、
尾をまるめて腹ばいにすわり、まえあしをかさねてそろえた。
首をのばし、ななめ上をむいた。
尾のまるめぐあいからして、その方がよい。
尾が右で顔が左をむいたら、でれりとしてしまう。


ライオンが顔をむけた先に、草原がつづき、木が一本はえていた。
ライオンは、その木のこずえをみつめた。
こずえの葉は風にふかれてゆれた。
ライオンのたてがみも、ときどきゆれた。
(だれか来てくれるといいな。
「なにしてるの?」と聞いたら「てつがくしてるの」って答えるんだ)


ライオンは、横目で、だれか来るのを見はりながら
じっとしていたが誰も来なかった。
日が暮れた。ライオンはかたがこっておなかがすいた。
(てつがくはかたがこるな。おなかがすくと、てつがくはだめだな)
きょうは「てつがく」はおわりにして、
かたつむりのところへ行こうと思った。


「やあ、かたつむり。ぼくはきょう、てつがくだった」
「やあ、ライオン。それはよかった。で、どんなだった?」
「うん、こんなだった」


ライオンは、てつがくをやった時のようすをしてみせた。
さっきと同じように首をのばしてななめ上をみると、
そこにはゆうやけの空があった。


「ああ、なんていいのだろう。ライオン、
あんたのてつがくは、とても美しくてとてもりっぱ」
「そう?…とても…何だって?もういちど言ってくれない?」
「うん。とても美しくて、とてもりっぱ」


「そう、ぼくのてつがくは、
とても美しくてとてもりっぱなの?ありがとうかたつむり」
ライオンはかたこりもおなかすきも忘れて、
じっとてつがくになっていた。
by lilmickey | 2006-05-23 23:48 | それゆけあたし
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