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本について語る
本買った 久々に。
村上春樹の海辺のカフカ上下
春樹さんの本はあたし的にものすご陰鬱なイメージなんですが
読まずにはいられないってやつです。
ちなみにあたしは単行本が好きじゃないですね
単行本のほうが表紙のデザインとかきれいなんだけど
でかいし重いんだものー
文庫のほうがコンパクトで読みやすいし値段も安い 
ついでにあらすじが付いてるから選り分けやすい
やすいぞろいの文庫本。
ペーパーバックもきらいです。
そんなわけで今回も文庫ですが満足。
先にいっぱい読む本がまだあるため、
カフカはもちっと先だな 読むの。




話はぴょんと飛びますが小説など文章の「語り手」が
僕または私である本があたしは好きです。
自己を中心とした世界 自己の視点から書き下す
そのほうが感情移入しやすいです 
というより「神の視点」が好きではない
○○はこう思った △△は~と言った □□は黙り込んでこう考えた
そういう文体があたしには受け入れがたい
ひとつの物語としてでなく脚本として読んでしまう感じ
それはそれでもいいと思うけれども
まぁどっちかってぇとやっぱ語り手は
「僕」か「私」などであるほうが好きだなぁという話です。
村上春樹が「神の視点からものを書くのは作家として恥ずべきことである」
と言ったという話を小耳に挟んだけれども
それが恥ずべきことであるかどうかは別として
いち読者の客観的意見としましては うん
神の視点は好きじゃないですよ 春樹さん。
あれ?村上龍だったかな いや違う春樹さんですゎ

本を選ぶとき まずどこに目をつけるか
自己検証の結果「タイトル」「著者」「あらすじ」
番外としては表紙と字体、文体、厚さそして値段。
大事なのはインパクトのあるタイトル
考えてみればあたしが目をつけるのは決まって美しいタイトルのもの
例えば 海とか星とかが入っているタイトルの本は手にとってみる確率が高い。
そこから買うか買わないか 
まず著者を見て前に読んだことがあって嫌いなタイプの著者ならさようなら
読んだことがあって好印象、または読んだことがない著者なら
次にあらすじと厚さチェック。あたしが買うのはほぼ文庫なので
表紙の裏っ側のあらすじを読む。
仮に単行本だった場合たいていは帯を読むか、中をめくってみて会話文などを読む。
興味なしならさようなら 面白そうな内容なら、この内容でこの厚さはOKかどうか。
厚すぎるときっと長々しすぎると感じるし
薄すぎると物足りないと感じる だから一応厚さと内容の比較。
次 字体チェック ここで脱落するのは少ない
どーにも読みずらすぎる場合以外クリア。
古典とか世界の名作、日本の名作以外は98%大丈夫。
表紙はきれいな表紙(例えばあたし的には
せかちゅーなんかがそうですね。片山恭一さんの本は
表紙がどれもきれい)ならばポイント高し。
文体 これもちらっと見ただけではよくわからないのでそんなに重要ではない。
でも文体というのは「いい本」「悪い本」と分類する上では
めちゃくちゃ重要な要素で、でももうこれは店頭では判断できないでしょう。
でもここであたしは「語り手」が誰であるか また場面設定とか言葉づかい、
そのへんをチェックしているものと思われる。
あまりにも気に食わないものはここで却下される。
最終的に問題なのは値段ですが文庫なので800円未満で買える。
相場は四百円後半から七百円ぐらいまで
だけどあたしが「本を買おう」と思って本屋に行くときは
たいてい出費を惜しまないので値段はあまり関係ない。
持ち合わせがないときにはあきらめる場合があるが
あたしは本への出費は本当に惜しまない。
それというのも両親がふたりともそういう人だからであろう。
昔から本は別枠という意識があった。
両親は本ならいとわず買ってくれたし、
本を所有することを「無駄」と感じたことは一度もない。
一度読んで面白くなかった本は二度は読まれない、それをわかっていても
無駄だとは一切思わない。売ってしまうことを考えたこともない。
なぜなら両親はうちの巨大な本棚を見て
「これはうちの唯一の財産だ」というからである。
(ちなみはあたしはCDも無駄だと感じたことはない)
読みたいと思う本は買う。借りる場合もあるがその本を気に入った場合は購入する。

本を選び 買い そして読むこと あたしにはいくつかのステップがあるらしい。
今回改めて考えて文章にしてみたことでわかりました。
本を買おうと思い立って本屋にいった時点、
そこでこんな選り分け方をしてあたしは自分の求める本を
選び抜いていたこと言うことが今回初めてわかりました。THE無意識ですね。
ふっしぎー
by lilmickey | 2005-05-15 14:16 | 頭ん中
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